EX02:相当応力の算出
ここでは数値シミュレーションを行う上で必要になると思われることをテーマにご紹介致します。
第二回目の今回は、相当応力の算出についてのお話です。
ある応力場において、以下のような6つのテンソル値が得られたとします。
ミゼス相当応力:σvmは、一般に以下の式により計算されます。
ミゼス相当応力は応力の大きさを評価するスカラ値なので、向きの概念が消失していまいます。 では、PERMAS(Nodal Point Stress Tensors)の
出力結果を見てみましょう。 次に、PERMAS(Equivalent Nodal Point Von Mises Stress)の
出力結果を見てみましょう。 理解論と解析結果が完全一致していることが証明できました!
このように、理論解とPERMASの出力結果を比較することで、
Von Mises応力が、応力の6つのテンソル値を用い計算できることが分かりましたね。