VisPER 1位 Rigid Body Mode Errorとその回避方法
静解析の実行時における代表的な計算停止要因にRigid Body Mode(以下RBM)があります
PERMASでは拘束定義を持たない要素に対して、バネによる支持を必要とするため初回実行時には多くの場合、RBMにより計算が停止します
RBMが検出された場合は.resファイルに以下のようなエラーメッセージが出力されます
ここでは、VisPERでRBMを事前に検出し、バネ要素を自動作成する手順をご説明します
①WizardsメニューからContact(CaWizard)を選択します
②Contactのダイアログが立ち上がりますので、右下のRBM Assistantをクリックします
⇒ RBM Assistant は Disconnected Mesh Regions と Contact Bodies の2つのタブで構成されています
まず、Disconnected Mesh Regions タブで以下の操作を行います
① -DMR Table- バネによる支持が必要な箇所がリストアップされます
② -ALL- リストアップされたものを全てAllをクリックして選択状態にします
③ -Process- 選択したものに対し、Processをクリックしてバネ要素を作成します
次に、Contact Bodies タブで以下の操作を行います
ここでは、接触定義をもとにバネ要素を必要とする箇所を検出します
① -Detect Contact Body Candidates- バネによる支持が必要な箇所を検出します
② -Contact Body Handling Table- 検出された箇所がリストアップされます
③ -ALL- リストアップされたものを全てAllをクリックして選択状態にします
④ -Process- 選択したものに対し、Processをクリックしてバネ要素を作成します
⑤ -Done- 上記の手順が完了したら、このプロセスを終了します
要素の追加を確認するには…
ModelメニューからModel Infomationを選択します
Elem Typeを展開すると、モデルに含まれる全ての要素タイプが表示されます
バネ要素(CA1ZERF3,X1STIFF etc)が追加されたことがわかります
また、全節点/要素数やセットなどの情報もここで確認できます